昨晩は「中秋の名月」でしたね。ご覧になられましたでしょうか?
こちら北大阪では無理かなあと思っていたのですが、ときおり雲が途切れ、白く輝くお月様が見えました。
私のiPhoneではうまく撮影できませんでしたがプリラボ!所長が画像を送ってくれました。
所長編集の短い動画もございますよ♪ ご覧くださいませ。
まずはメイン。4分ちょいのお月見動画です。
ラストのフェードアウトするお月さまの下方を右から左に鳥さんが飛んでいきます。
すっごいちっちゃいので設定で解像度を上げ、さらに画面を大きくして(笑)探してみてください(^_^)v
1分ちょっとの遠景お月様。
著者の描いたうさぎさんイラストも最初と最後にちらっと登場いたします♪
4分半の癒しタイム。月明かりに揺れるサンキャッチャーで夢心地。
二十四節
さて2021年9月23日(木)二十四節気は秋分(しゅうぶん)です。
- 秋分 (しゅうぶん) : 9月23日(木)
この日は太陽が真東から昇り、真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
こよみの上では秋の中間、まさに「秋を分ける」節気なのですね。
この日を境にだんだん夜が長くなっていきます。
寂しいような、夜更かしさんには嬉しいような⁇…。
そして秋分の日は彼岸の中日とも呼ばれ、「祖先をうやまい、無くなった人々をしのぶ」国民の休日です。
お盆と違ってお彼岸は、私たちがお墓参りに出向き、先祖供養をするのですが、例の事情で今年もお墓参りに行けない方、多いのではないでしょうか…。実はうちもそうなのです…。
お仏壇におはぎや栗を使ったお菓子などを用意して、日頃の感謝、祈りをいつもより少し長めバージョンで(笑)捧げたいと思います。
ちなみに「おはぎ」ですが、春のお彼岸では「ぼたもち」と呼ばれます。
春の「牡丹」に秋の「萩」ですね。
昔、小豆の赤い色は魔除けになると信じられていました。魔物が嫌う色なのだそうです。
なので邪気払いの食べ物として、お彼岸にはおはぎ、ぼたもちを供えるようになったという説があります。
また、今は巷にあふれるスイーツですが、昔はお砂糖そのものが貴重品、高級品でした。
・その貴重なお砂糖で煮た魔除け効果のある小豆ともち米を「合わせ」
・わたしたちも大切なご先祖さまに手を「合わせ」
・ご先祖様とわたしたちの心も「合わせ」る
…といった言葉の力⁈もお供えに使われるようになった説のひとつなのだとか。
少し話は変わりますが
・ぼたもちはこしあん
・おはぎはつぶあん
と決まっている地方もあるようです。
小豆は秋に収穫されます。秋はまだ皮が柔らかいのでまるごと使っておはぎを作り、皮が硬くなる春には皮を除いたこしあんでぼたもちを作るということらしいですね。
なるほど…。今は粒あんシーズンということでしょうか?
ご近所の和菓子屋さんで確認してみたいと思います。
七十二候
「秋分」から始まる七十二候です。
- 初候 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ) : 9月23日(木)
雷が鳴らなくなる頃。
春分あたりから夏の間鳴り響いた雷も、しだいに鳴りをひそめます。
雷は「神鳴り」が語源と言われています。つまり雷は神様が鳴らす音なのですね。
あの光や音、破壊力からすると神の為せるものと思いたくなります。
この秋分の初候、「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」に対して春分の末候、「雷乃発声(かみなり すなわち こえをはっす)」というのがあります。
雷の始まりと終わりということですね。
また、次の「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」に対して啓蟄の初候、「蟄虫啓戸(すごもりのむし とをひらく)」と、七十二候には対をなす候がいくつかあるのです。
ご紹介しますね。
七十二候の中で対をなす候を集めてみました。
啓蟄 : 初候『蟄虫啓戸 (すごもりのむし とをひらく)』
秋分 : 次候『蟄虫坏戸 (むしかくれて とをふさぐ)』
春分 : 末候『雷乃発声 (かみなり すなわち こえをはっす)』
秋分 : 初候『雷乃収声 (かみなり すなわち こえをおさむ)』
清明 : 初候『玄鳥至 (つばめきたる)』
白露 : 末候『玄鳥去 (つばめさる)』
清明 : 次候『鴻雁北 (こうがんかえる)』
寒露 : 初候『鴻雁来 (こうがんきたる)』
晴明 : 末候『虹始見(にじはじめてあらわる)』
小雪 : 初候『虹蔵不見(にじかくれてみえず)』
夏至 : 初候『乃東枯(なつかれくさかるる)』
冬至 : 初候『乃東生 (なつかれくさしょうず)』
まだあるかもしれません。見つかったら更新していきます!
- 次候 蟄虫啓戸(むしかくれてとをふさぐ) : 9月28日(火)
外で活動していた虫たちもそろそろ冬支度。土にもぐり、入口の戸をふさぐ頃です。
私たち人間も家に戻る時間が早まったり、衣替えをしたり、深まる秋を楽しみつつ、寒さへの準備を始める頃でしょうか。
温暖化の影響か、四季の移り変わりもわかりづらくなっているこの頃ですが、朝夕の涼しさや空の高さ、雲の形…ふとした瞬間に次の季節を見つけると嬉しくなります。
五感を使って小さな変化を楽しんでいきたいですね。
- 末候 水始涸(みずはじめてかるる) : 10月3日(日)
収穫を終えた田んぼの水を抜き、稲刈りの準備をする頃。
井戸の水などをはじめとする自然の水源も枯れ始める頃との説もあるようです。
米という字は八十八と書き、「米作りには八十八の手間がかかる」と昔からいわれていました。
年々極端な天候が増えて農家の方の心配やご苦労も尽きないと思いますが、無事、順調に収穫され、一息つかれますようお祈りいたしております。
そしてありがたく、おいしいお米をいただきます♪
この事態でなかなかお出かけもできませんが…。
少し車を走らせて、稲穂や田畑の風景を見に行きたいなあと妄想している著者でございます。
以上、二十四節気「秋分」と七十二候のあれこれでした。
次の二十四節気は「寒露」(10月8日金曜)です。
四季折々の空気を感じながら毎日健やかにお過ごしいただきますように🍀
🍀 読んでくださってありがとうございます♪ mayura 🍀