2021年 立冬

11月、2週めに入りました。

二十四節気も立冬になります。

朝夕は肌寒いですが、日中はちょうどよいくらいの過ごしやすいここ数日。

朝、窓を開けるとふわっと記憶にある香りが漂います。

えっとこれは……。。


そう!金木犀


2階の部屋から見ると金木犀を植えていらっしゃるおうち、けっこうあります。

よく見たら、自宅の庭にも咲いていました。😅

今年は少し遅めなのでしょうか? 
かわいい花の色と、個性的な香りを楽しめて嬉しい著者です。


それでは今回の二十四節気について。

二十四節気

  • 立冬 (りっとう) : 11月7日(日)
拾った落ち葉もプレゼントに入れるこてんしさん

寒さが増してそろそろ「冬」を感じる頃。
暦の上ではこの日から冬に入ります。

二十四節気はもともと中国から伝わったもので、日本の感覚とはちょっとずれることもありますが、立冬から立春(の前日)までを冬としています。

今回のこよみでいうところの「冬」は11月7日(日)から2022年2月3日(木ということですね。

その期間の二十四節気は立冬から小雪大雪冬至へと、、、

日はどんどん短くなり、内に籠る、または塞がるといった感じが大きくなります。

とは言えども、その奥、目に見えない土の中などでは、次の季節への準備が少しずつ芽生え始めておりまして。

エネルギーは止まることなく動いているのですね。

七十二候

二十四節気「立冬」から始まる七十二候です。

  • 初候 山茶始開 (つばき はじめてひらく)  : 11月7日(日)

立冬を過ぎると朝夕の冷え込みも強くなり、木々の葉も緑から紅葉、そして落葉…。

そんな頃にふわっと明るく咲いてくれるのがサザンカ(山茶花)ですね。

少し冷たくなった風の中、てくてくおつかいの道すがら、この花を見つけてちょっと得した気分になりました。

暖かな光に向かって開く山茶花(サザンカ)…

この七十二候では「つばき」と読まれていますが、ツバキ科サザンカを指します。

ツバキ?サザンカ?
一緒じゃないの??

…と思われた方に、ざくっとまとめてみましたよ。

サザンカとツバキの違い

どちらもツバキ科ツバキ属、日本原産です。

サザンカ…学名 Camellia sasanqua 日本の固有種
ツバキ(ヤブツバキ)… 学名 Camellia japonica 台湾や朝鮮半島にも自生

<山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)の見分け方>

  • 開花の時期
     サザンカ 晩秋から初冬
     ツバキ 早春 
     
  • 花の咲き方
     サザンカ 平開して咲く
     ツバキ 完全には平開しない(カップ状のことも多い)
  • 花の散り方
     サザンカ 花びらがぱらぱらと個々に散る
     ツバキ ガクとおしべを残して丸ごと落ちることが多い
  • 葉の大きさ 
     サザンカ わりと小さめ。
          葉柄に細かい毛が生えている
     ツバキ  葉は大きめ。
          葉柄に毛は生えていない
          ※葉柄(ようへい)…葉の一部で、葉身を茎や枝につないでいる細い柄の部分

もちろん例外はありますし、

原種だと見分けやすいけれど、園芸品種はたくさんたくさんあって見分けにくいこともあります。

個人的には上のメモの補足として

・花の形(少し控えめに咲くのがツバキ、パカッと開いて咲くのがサザンカ)
・花の雰囲気(ごろっとした感じがツバキ、パラッ、ヒラッとした感じがサザンカ)
・花の散り方(ボトッと塊で落ちるのがツバキ、ハラハラリと1枚ずつ花びらが落ちるのがサザンカ)

で分けています。


ふだん違いがわからなくても困りませんが、著者はスケッチの記録や絵のタイトルに花の名前を入れる時があるので、だいたいわかるようにしております。


彩りが静かになっていくこの季節に開花してくれるサザンカ、ツバキ…。

冷たい風にちょっと縮こまりそうな時も、気持ちを華やかにしてくれる嬉しい存在です。

こちらは椿(ツバキ)さん。葉っぱもおおぶりですね
  • 次候 地始凍 (ち はじめてこおる)  : 11月12日(金)

過ぎていく秋を惜しんでいるうちに、朝の冷え込みもさらに強くなり、大地も凍り始める頃。


この時期になると霜に加えて、ところによっては霜柱が立ったり、水面に氷がはるのを見かけたり…。

霜柱は、地中にある液体の水が凍って、細い氷の柱になって伸びたもので、前回の記事に出てきた、空気中の水蒸気が昇華して凍った霜(しも)とは別の現象です。


霜やフロストフラワーについては前回の記事をご覧くださいませ♪
↓ ↓ ↓

2021年 霜降

霜柱は一般に、寒冬の年に多く見られ、暖冬の年は少ない。
地球温暖化による影響も考えられるが、都市部や郊外ではヒートアイランド現象による影響もあるほか、道路が舗装されて水分が少なければ気温が低くても霜柱は形成されない(凍上)。

と、ウィキペディアにありました。

霜柱と落ち葉

ザクザク霜柱を踏みしめて出勤や登校という風景は今後も年々減っていくのでしょうか…。

  • 末候 金盞香 (きんせんかさく)  : 11月17日(水)

このキンセンカはキク科のキンセンカではなく、ヒガンバナ科の水仙です。

属名 Narcissus(ナルキッソス)
ギリシャ神話の美少年ナルちゃんですね

これは昔中国で、水仙の花の中央にある黄色の副花冠(ふくかかん:ラッパみたいな部分)を黄金の盃(金盞)、白い花びらを銀の台に例えて、水仙を「金盞銀台(きんせんぎんだい)」と呼んでいたことに由来します。

一方で、水仙は日本ではどちらかというと早春を告げる花のイメージがあり、この時期に咲くのはキク科のキンセンカではないかという説もあるようです。

しかしながらこの候では、「」という字があるので、良い香りを放つ水仙のほうが有力かと思われます。

スレンダーで品の良い佇まいに似合わず⁈ 水仙は寒さに強く、戸外でしっかり咲いてくれます。

比較的育てやすい花とのことで、鉢や地植えなどして、冬に彩りを添えるのもよいですね。

お正月のお花やお茶花にも人気です。


そこで水仙を育てるにあたり、注意事項がございます。

水仙はなんと!強い毒をすべての部位に含んでいるそうなのですよ。

特に球根部分に多く含まれ、間違って食べてしまった場合、おう吐や下痢、頭痛、発汗などを起こします。

酷い場合には、こん睡状態に陥ることもあるとのこと。


栽培中、球根を保管するときは玉ねぎ(←形が似ています)と間違えないようにお気をつけくださいませ。

また、シュウ酸カルシウムを含んでいるため、接触性皮膚炎を起こすこともあるようです。
肌の弱い方は水仙を触る際には気をつけましょう。
(著者はそんなこと知らずにスケッチする時、触ってました😅)


こわいことをお伝えしてしまいましたが、普通に飾るのには他のお花と変わりありませんのでご心配され過ぎませぬように…🍀

花が少なくなるこれからの季節、
寒さの中すくっと伸びる水仙の立ち姿を眺め、その香りを楽しむ贅沢な時間…

ご自身にプレゼントされてみてはいかがでしょうか。

冬の始まりが心地よいと、来年の春までいい調子で過ごせることでしょう♪

お部屋でゆったり幸せな時間を…♪

以上、二十四節気「立冬」と七十二候のあれこれでした。


次の二十四節気は小雪(しょうせつ)。11月22日(月)です。



四季折々の空気を感じながら毎日健やかにお過ごしいただきますように🍀

🍀 読んでくださってありがとうございました♪ mayura 🍀