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2021年 霜降

ひんやりした朝の露が霜に変わってくる頃です

日の入りが早くなって

少し前は「まだ暑いし5時過ぎてからお散歩に出ようっと」だったのが

この頃はそんな時間に出かけたら、すぐ暗くなってきて、

ちょっと損した感じのする⁈著者でございます。

しかしながら先日(18日)

お散歩の帰り道に十三夜の月を見つけることができまして♪

二日後の十五夜も楽しむことができましたよ。

散歩中のスマホ撮影にて粗い画像となってしまいましたが…

左の少し欠けているのが十三夜。右は二日後の十五夜。

寒さで出るのが嫌になるまでは、気まぐれ夕ぐれ散歩、続けたいと思います。

十三夜についてはこちらの記事、後半をご覧くださいませ。

2021年 寒露


それでは今回の二十四節気について。

二十四節気

  • 霜降 (そうこう) : 10月23日(土)
多少の寒さは平気なこてんしさんです。うらやましい…

二十四節気 霜降(そうこう)

秋の節気のラスト。

寒露の水が霜へと変わります。
朝夕、冷え込むようになり、深まる秋を満喫する時期。

七十二候

霜降から始まる七十二候です。

  • 初候 霜始降 (しも はじめてふる)  : 10月23日(日)

二十四節気「霜降」とほぼ一致。

徐々に冷え込む季節となり、霜が見られるようになる頃です。

霜は昔、空から降ってくるものとされていたので「降る」という言葉が使われたようです。

「霜」ですが、Wikipediaには

空気と接触している物体の表面の温度が霜点(温度が0℃以下のときの露点のこと)よりも低くなると、空気中の水蒸気が昇華し、物体の表面に微細な結晶構造を持つ氷が成長する。
この結晶のこと、あるいはこの現象自体を霜と言う とありました。

霜というと、植物や窓ガラスなどについているイメージがありますが、空気と接触しているあらゆる物体にできます。

こんなものもありますよ。

湖面に咲く「霜の花」…

フロストフラワーといって、薄氷上にできる霜。美しいですね。

霜の花」「冬の華」とも呼ばれ、ある条件が重なった時にできるそうです。

その条件とは?

・湖が薄く凍っていて、その上に雪が積もっていない
・気温は-15℃以下
・無風


運が良ければ⁈ 北海道の阿寒湖で12月〜3月に出会えるかもしれません。

詳細はこちらをどうぞ♪



フロストフラワー」で検索するとたくさんの美しい画像を見ることができて、こんな奇跡のような霜もあったのだと驚いております。

ぜひご覧になってみてくださいませ♪


とはいえ霜が植物につくと、冷えて活動できなくなり、枯れてしまうことも…。

春の晩霜(おそじも)と秋の早霜(はやじも)は農作物に大きな被害を与えることがあるのです。

日本では春と秋の霜が降りるほど気温が下がると予想されるとき、気象庁及び各気象台から霜注意報というものが発表され、注意を呼びかけています。

今年はどうなるでしょうか?

極端な天候が増えてきたこの数年、農作に被害が出ないことを祈っています。

  • 次候 霎時施 (こさめ ときどきふる)  : 10月28日(木)

一時的に降ったりやんだりする時雨に秋の深まりを感じる頃。


」ってあまり見たことのない漢字だったのですが…。

ショウ・ソウ」「こさめ・しば(し)」と読まれ、「こさめ」は「小雨」。これは「時雨」を意味します。


この時期は、雨上がりの高気圧(秋晴れ)に大陸からの冷気が流れ込み、ひと雨ごとに気温が下がっていきます。

過ごしやすかった秋が少しずつ去ってしまうのですね。かなり寂しい…。

セーターを重ねたり、カーディガンをはおるのもこのあたりからでしょうか。

あたたかい飲み物も恋しくなってきますね。

お外であたたかいコーヒーをいただくのもよいですね♪


そういえば昨年のこの時期、某コーヒー店でパンプキンラテなるものを飲んだ記憶が…。

確かにカボチャ。コーヒーだけどカボチャ。

スイーツ食べてる気にもなれるお得さんなラテ(笑)。

今年も見かけたのでトライしようかなと思っております。

  • 末候 楓蔦黄 (もみじ つた きばむ)  : 11月2日(火)
なかなか絵の具では出せない色たち。自然にはかないません。

もみじやつたが赤や黄色に色づく頃。

冬の到来の前に、鮮やかな色彩を楽しむ季節。



日本の紅葉は世界に誇ることのできる美しさですね。

実は世界で紅葉が見られるところはそれほど多くなくて、東アジア・北米・欧州の一部くらいだそうです。

そしてそのあたりで見られる紅葉は日本とは違って単色が多いのだとか。


日本の森林は寒暖差やその独特の風土により、多種の落葉樹に覆われています。

それで多彩な紅葉を見ることができるのですね。
(ちなみに日本の落葉樹は約26種。欧米では約13種だそうです。)




そんな彩豊かで美しい紅葉に恵まれた日本ですが、落葉樹が多い理由の一つは、なんと!氷河期にあるそうですよ⁈

その時代、暖かな湾岸線や地形のおかげで寒さから守られ、たくさんの落葉樹が生き延びてこられたとのことです。

そんな背景を思いおこしつつ、数年ぶりの紅葉狩りに出かけてみたいと思います。

紅葉(こうよう)と紅葉(もみじ)の違い

紅葉(こうよう)と紅葉(もみじ)、同じ漢字でも読み方が違いますね。

意味にも違いがあるのでしょうか?
調べてみました。


「こうよう」:秋、寒暖差により葉の色が赤や黄色などに変化する現象のこと。

「もみじ」:楓(かえで)の別名。ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属の植物。


葉に深い切れ込みがあり、掌手の平を広げたような形状をしているものは「もみじ」

切れ込みが浅く葉先が細かな形状をしているものを「楓」

とすることが多いようです。

…が、ここまで区別するのは日本人のみ。
英語圏でカエデ属は「maple」一択のようです。

いわゆるもみじと言われているのはこのイロハモミジではないでしょうか?

ザ・モミジ!



ちょっと脱線しますが、著者の近所には箕面公園という紅葉の名所がありまして。

もみじの天ぷら」という伝統菓子⁈ が有名で、界隈では数件のお店が揚げたてを売っています。

もみじ型のお菓子ではなく、葉っぱにころもをつけて揚げてあるのですよ。

あら、ゴマがついてるんですね!


長年生きてきましたが未だ食べたことがありません。

今年こそは………。。。
………。。。

やっぱりないかな…←揚げ物苦手。😅

なんとなく食べ物ネタでしめる流れとなってきましたね。😅

流れには乗らなければなりませぬ。(笑)

ペンと水彩で描いた旬の食べ物スケッチでラストにしたいと思います。

食べものスケッチ楽しいです♪

柿の葉の色の変化も「紅葉」と言えるということですよね?

そういえば紅葉」という名前の季節限定「柿の葉ずしがあるってご存知ですか?


気になる方はこちらをどうぞ♪


はっ!
またもや食べ物ネタになってしまいました😅

今後も増えていきそうな予感ですが、これも季節の話題ということで。

お楽しみいただければ幸いでございます。

以上、二十四節気「霜降」と七十二候のあれこれでした。

次の二十四節気は立冬(りっとう)。11月7日(日)です。



四季折々の空気を感じながら毎日健やかにお過ごしいただきますように🍀


🍀 読んでくださってありがとうございますした♪ mayura 🍀